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続いて滞在中のトラブル回避のコツをお伝えします。
- 背筋を伸ばしてスタスタ歩く
- ながら歩き厳禁
- スマホはお財布と同じように扱う
- 斜め掛けバッグのバッグ本体を体の前にして持つ
- 当日使う予定の額(少し余裕を持って用意する)以上の現金は持ち歩かない
- 2枚のクレジットカードを別々に管理する
- スーツケースは常に鍵をかける
- 飲み物から目を離さない
それぞれを詳しく説明していきます。
背筋を伸ばしてスタスタ歩く
これ、とても大事です。
ま、観光客には違いありませんが、「いかにも」観光客に見えないようにちょっと緊張感を持って背筋を伸ばし、スタスタと歩きましょう。
スリだって観光客を片っ端から狙うわけではなく、成功率が高そうな「油断している」「いかにも」な観光客を狙うわけです。
なので、「わぁ、あの建物きれい~」「あのカフェ素敵~」「あの店かわいい~」とキョロキョロしたい気持ちをグッと抑えて、気持ち速足で。
もちろん、これは時と場合によります。
あくまでも空港や駅、観光名所など、人の多い街中の話であって、まわりに人がいないようなビーチや自然の中を歩く時はこの限りではありません。
のんびりと、思う存分自然を満喫してください!
ながら歩き厳禁
日本にいる時と同じ感覚ではいけません!
日本にいる時と違って、まさかスマホで動画を観ながら、マンガを読みながら、メッセージアプリでメッセージを送りながら歩く、ということはあまり考えられないかもしれませんが、観光地ならではの「Googleマップを見ながら」歩くシーンがすぐに頭に浮かびます。
ついやってしまいがちですが、これも立派な「ながら歩き」。
スリは「成功する可能性が高そうな人」に狙いを定めます。
そして「ながら歩き」をしている人は間違いなくその「成功する可能性が高そうな人」です。
地図を確認したかったら一旦壁を背にした場所に移動して立ち止まってから見るようにしましょう。
スマホはお財布と同じように扱う
お財布に意識が行きがちですが、実はお財布より狙われているのがスマホです。
スマホ自体が数十万円もする精密機器である上、たくさんの個人情報が詰まっている、犯罪者にとっては格好の獲物です。
日本では何も考えず街中や電車の中でスマホを使い、カフェのテーブルに置き、時にはテーブルの上に置きっぱなしで席を離れている人も見かけますが、ひとたび日本を出たら、このようなことは絶対にしないように。
テーブルの上に放置するのは論外ですが、街中や公共の乗り物の中でスマホを出して使うのも必要最低限にすることをおすすめします。
スマホの中にはあらゆる個人情報が入っていますし、盗まれればお財布以上に厄介です。
とにかく気を引き締めて、くれぐれもスマホから目を離さないように。
斜め掛けバッグのバッグ本体を体の前にして持つ
海外旅行によく推奨される斜め掛けのバッグ。
しかし、斜め掛けのバッグを持っていればもう大丈夫、というわけではありません。
斜め掛けバッグのバッグ本体を背中側にまわして身につけていたら元も子もないのですから!
実際いたのですよ、そのようにしてお財布を盗まれた同行者が…
旅行先の空港に到着後、ホテルまで電車で移動しました。
エスカレーターの乗り降りなど、スーツケースを持ち上げる際に体の前側にあったバッグが邪魔に感じたのでしょう。いつしかバッグは体の後ろ側に回っていたのでした。
ホテルに着いて一息ついた後、近所のレストランに出かけ、美味しい食事を楽しみながら、これから始まる旅にワクワク度はMAX。
しかし支払いの段になって、同行者が「お財布がない!!」と言い出し、状況は一変……
このエピソードはまた別の機会にお話しします。
お財布そのものの損失に加え、お財布をスラれたという精神的ショックは計り知れず、またさまざまな手続きに追われるため、膨大な時間とエネルギーが奪われます。旅行の予定も大幅に変更せざるを得ません。
くれぐれもお気をつけください。
当日使う予定の額(少し余裕を持って用意する)以上の現金は持ち歩かない
万が一お財布を落としたり、盗まれた場合でも被害を最小限におさえるため、必要以上の現金を持ち歩かないことはマストです。
また、旅行中の全財産をお財布に入れたままでは、お財布を開いた際、多額の現金を持っていることを他人に見られてしまう可能性があります。
見られた相手が良い人なら問題ありませんが、お財布を盗もうとターゲットを探している人だったとしたらどうでしょう?
あるいは、相手に「この人ならもう少し高い値段をふっかけても大丈夫そうだ」と思わせてしまうかもしれません。
2枚のクレジットカードを別々に管理する
これもリスク分散が目的です。
クレジットカードをすべてひとつのお財布に入れるのではなく、メインのカードをお財布に、サブのカードをバッグの内ポケット(ファスナーなどできっちり閉められるポケットであること)に入れるなど、分けて管理するようにします。
または、メインのカードがVisaまたはMasterであり、限度額が十分にあれば、サブのカードは滞在先に置いていくのもよいでしょう(保管方法には注意が必要です)。
クレジットカードを紛失した際、カード会社に連絡すれば、そのクレジットカードが使用できないようすぐに止めてもらうことができますし、不正に利用されたことが証明できれば補償される可能性が高いので、それほど慌てることはありません(ただし、さまざまな手続きが必要です)。
しかし、クレジットカードが1枚もない状態で旅を続けるのはなかなか厳しいものがあります。
リスクは分散させることが大切です。
スーツケースは常に鍵をかける
それなりの日数の旅行になると荷物もたくさんになるので、スーツケースを閉めるのもひと苦労です。
しかし、外出する際には面倒でもしっかりとスーツケースを閉めて鍵もしっかりかけてください。
清掃の方が出入りするのはもちろん、清掃のタイミングを狙って他人が部屋に入り込まないとも限りません。
ホテルに置いていく貴重品の管理方法については、滞在する国の治安やホテルの規模、ランクによっても事情は異なり、これなら絶対に安心という方法はありませんが、部屋に備え付けてあるセーフティーボックスを利用するか、鍵をかけたスーツケースの中に入れておきます。
宿泊者がその都度暗証番号を決めるタイプのセーフティボックスなら(単純な番号に設定しないこと)、合鍵で開けられる心配も、自分がうっかりその鍵をなくしてしまうこともないので比較的安心です。
ただしチェックアウトの際に忘れがちなので、セーフティボックスを使用するときは必ず最後に確認を。
飲み物から目を離さない
これは特にバーやナイトクラブといった場所で注意が必要です。
飲み物を飲んでいる間に化粧室に行きたい場合もあるかと思いますが、そのようなときは連れの方がいればその方に飲み物をしっかりと見ててもらうこと。
ひとりの場合は、仕方がないので、飲み物を飲み終わるタイミングを待って席を立つようにしましょう。
席を立たない場合でも、グラスやカップから目を離さないように。
飲み物に睡眠薬やドラッグを混入させて意識を朦朧とさせ、貴重品を盗んだり、性的暴行を加えたりといった事件が頻発しています。
また、親切そうなだれかがあなたに飲み物を手渡してきたとしても、絶対に飲まないように。
最後に
あまり心配して不安になり過ぎる必要はありませんが、正しい知識を持って正しく備えることはとても大切です。
しっかり備えて、楽しい旅行に出かけてください!
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